MITメディアラボ所長の伊藤さんによるテクノロジーの目利き本。注目すべき要素技術とそれらが私たちに与える影響を幅広く紹介しています。

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新書サイズなのでさらっと読める反面、どうしても情報が散発的になってしまいます。内容に興味があるので、フルカバーでどっしりしてた方が良かったなと思いました。
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ざっくり言うと
要素技術としてはAI・仮想通貨・ブロックチェーンを取り上げ、それらが人類・教育・日本人に与える影響を幅広く考察しています。下記『テクノロジーは貧困を救わない』において、テクノロジーへのスタンスがいくつか紹介されていましたが、著者がMITメディアラボの所長というテクノロジーの最先端にいる方なので「テクノロジー万能薬派」寄りのように思えます。新書サイズなのでさらっと読める反面、どうしても情報が散発的になってしまいます。内容に興味があるので、フルカバーでどっしりしてた方が良かったなと思いました。
本書を読むとわかること
- 一般的にテクノロジーの進展は緩やかに始まり、急速に進歩・普及するフェーズを経てやがて鈍化するというS字カーブを描く。テクノロジー信奉者が信じるエクスポネンシャル(指数関数的)な成長曲線をS字カーブ理論でどのように説明できるか?
- 情報過多社会で価値を持つ『アテンションエコノミー』とは?
- メルカリやクラウドソーシングなどの新しい経済活動に対して従来のGDPなどのモノサシは有効か?新たにどのようなモノサシが必要か?
- 仮想通貨やICO (Initial Coin Offering)の当初の目的・用途は何だったか?
- ブロックチェーン技術の本質とは?
- 自然通貨(円・ドルなど)と仮想通貨の関係性は?
- テクノロジーの進歩がパラリンピックや都市計画に与える影響は?
- アメリカで注目されつつあるアンスクーリングという教育方法とは何か?
- アメリカに住む伊藤さんからは日本・日本人はどのように見えるのか?