階層の固定化・二極化が進む日本の現状に警鐘を鳴らした本。不確実性が増す現代では、今までの「勝ちパターン」や価値観は通用せず、結果として階層の分断がより進んでいくのです。親世代の子どもへの接し方や導き方が彼らの人生を左右しうるので、子を持つ親も読むべきと思いました。


↑気になったらここからポチっと(買ってくれるとお小遣いが入ります)↑
↓気になったらここからポチっと(買ってくれるとお小遣いが入ります)↓
↑気になったらここからポチっと(買ってくれるとお小遣いが入ります)↑
この本を読むと分かること
学びからの逃走
- 教育を受ける機会から進んで離脱しようとする「学びからの逃走」
- 日本の学生の校外学習時間は世界最低ランク
- その帰結としての学級崩壊・学力低下・高等教育の空洞化
- 全国の大学生の6割が中学修了程度の英語力
- 「学力低下」に対する「子どもたち自身の危機感の欠如」という問題
- 集団的な学力低下ゆえの自覚の薄さ
- 分からない言葉があっても気にせず読み飛ばす若者たち
- 明らかに悪いことを認めようとしない若者の心理
- 「等価交換」というキーワード
- 「教育を受ける権利」に対する「教育を受ける義務」という論理の倒錯
- 自身を「消費主体」「買い手」と位置づける子どもたち
- 教育からの逃走の責任を負うのは将来の自分
- 結果としてのクレーマー・被害者ヅラしたがる日本人の増加
リスク社会の弱者たち
- 現代学校システムのリスク化と二極化という課題
- リスク化:努力に対するリターンの不確実性増大
- 二極化:階層格差の増大
- 上層家庭と下層家庭の「努力に対する動機づけ」の格差
- 「個人でリスクをヘッジする」という矛盾
- 誤った自己責任論
- 所属階層の思想・マインドの影響を大きく受ける子どもたち
- 文化資本(教養)に対する感度などが分かりやすい指標
- 階層化により異なる階層と触れ合う機会が減ることでさらに階層化が進展
- 育児を「等価交換」「子どもへの投資」とみなすことの帰結としての児童虐待
- 思春期に精神的に苦しむ子どもたちの親の共通点
労働からの逃走
- イギリスで最初に問題化した「ニート」という社会現象
- 「社会的上昇の機会が与えられない階層化」というヨーロッパのニート問題
- 「子どもたちが自主的に機会を放棄する」という日本のニート問題
- 転職を繰り返す「残念な人」の思考パターン
- 資本主義社会における「労働>賃金」という原理・原則
- ニートが働こうとしない根源的理由・価値基準
- 教育が「ビジネス」の言葉で語られることの問題点
- 医薬学・法学・教育学などの「換金性の高い実学」への人気集中
↓気になったらここからポチっと(買ってくれるとお小遣いが入ります)↓