全国の山や被災地に無人カメラを設置し、野生動物の営みを専門に撮影するカメラマンの記録。「野生動物」というと山の中にいるイメージでしたが、案外我々人間との距離が近く、文明や都市化に適応しているのです。

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この本を読むとわかること
動物たちの痕跡
- 足跡が残りにくい肉球を持つ動物の痕跡の探し方
- 糞や食痕、尿臭から推測
- 全国で20台くらい稼働している自作の自動撮影カメラのしくみ
- 「売っていないものは自分で作る」というポリシー
- カメラに映った想像以上に人間の近くにいる野生動物
- 橋や電線、ブロック塀などの構造物を高速道路のように利用する動物たち
- 野生動物との遭遇を避ける山の歩き方
- 人間の気配を察して伏せている動物に近づいて襲われることが多い
- 野生動物にとって落とし穴になる人工のU字溝
- 顔や服装といった視覚ではなく足音などの聴覚で獲物を識別するフクロウ
- ひとつの樹洞(木に開いた穴)をめぐる様々な動物たちの駆け引き
- 人工物に適応した生き物と、人工物を全く使わないホオジロ
- 洗剤キャップを被ったヤドカリ
- ビニール紐を使って巣を作る鳥
- 巣が清潔なワシやタカと、清潔でないフクロウ
- クマが牙で傷をつけた木の幹がまわりまわってに熊の冬眠穴になるという仮説
生と死のエコロジー
- 道路の凍結防止剤に含まれる塩をなめにやってくる野生動物たち
- 塩が貴重な自然環境に人間が作った「塩場」
- スパイクタイヤが禁止になり凍結防止剤の使用量の増加に重なる全国的なシカの増加
- 動物のフンを土に植えることでそこに含まれている植物(食料)を明らかにしようとする「糞盆栽」
- 腐りかけの肉を食べ病原菌耐性も強いクマ
- クマの胆のうである「熊胆」は古来から貴重な生薬の原料
- 弱ってよろよろ歩いている動物を狙って卵を産み付けるハエ
- 毒性の高いシキミが墓地や寺の周りに多い理由
文明の力、自然の力
- 被災地・仮設住宅に仕掛けた無人カメラがとらえた様々な生き物
- 野生化する飼い主を失ったペット
- 豚舎から逃げ出した豚がイノシシと交雑したことで生まれたイノブタ
- 人里に降りてきたクマを捕まえて痛い目にあわせて山に返す「学習放獣」の危険性
- 懲りずに降りてくる捕まったことのあるクマたち
- 誤って学習したクマがヒトを襲う可能性
- 雑居ビルの排水管や非常階段を使って三次元で移動する新宿のアライグマ
- 人間の手が入らなければ維持できない「里山の風景」
- 人手がなくなると自然に飲み込まれる
人間の傍らで
- 決まったところにゴミを出すことで餌場と認識して集まってくる野生動物たち
- 人間の予想以上に近くにいる野生動物
- 釣り堀を餌場にするクマ
- 都市の緑地化によって増えるネズミ
- 里山の警備担当だったイヌの減少と、人の生活圏への野生動物の侵入の増加
- 電気を利用する動物たち
- コンビニの入り口に巣を作るツバメ
- 自動販売機に巣を張るクモ
森と動物と日本人
- 山や猟師が女人禁制であることが多い生物学的理由
- かつてなく近くなっているヒトと野生動物の距離
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