他の生き物にはない我々人類の「思考力と心」の根源に迫った本。様々な原子人類の中でなぜホモ・サピエンスが生き残ったのか、他の生き物の成長とヒトの成長の違いなど比較進化論的観点で解説されています。「人間だけが神を持つ」ということなのだと思います。


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この本を読むとわかること
最後の人類
- ほかの哺乳類と主要な構造は変わらないヒトの脳
- ダーウィンが見通した進化心理学という慧眼
- 連続的な進化でホモサピエンスが生まれたという誤解
- 我々の祖先と数百万年間同時に存在していたホミニン(ヒト亜族)
- ネアンデルタール人が交雑していた遺伝的証拠を持つヨーロッパ人とアジア人
生き残っている親類たち
- 霊長類に知能の進化を促した「社会的問題」
- オランウータン・ゴリラ・チンパンジーに見られる旺盛な知的好奇心
- 頂点の雄を集団で打倒することもある「チンパンジーの政治学」
- 個が新しく見つけた集団に伝えて伝承する「チンパンジーの社会的学習」
- 人間同様、繁殖以外の目的でセックスを行うボノボ
- 脳の定量的指標では説明のつかないヒトの知性
- 大型哺乳類に勝てないヒトの脳の大きさ
- 小型哺乳類に勝てない体重に対する脳の相対的な大きさ
心と心の比較
- 「動物の心」に対する2つの立場
- 動物にも人間と同じような能力があるとする「夢想派」
- それを認めたがらない「懐疑派」
- 動物に想像力・未来を考える力があるかという難題
- 人間では「ごっこ遊び」が想像力を示す最初の行動
- 鏡に映った姿を自分と認識できる大型類人猿
- 「今現在」を超える基本能力を持つ大型類人猿
- 異なる種が似たような特性を備えていることを説明する「共通祖先」と「収斂進化」
話す類人猿たち
- 拡張可能な文章を生み出す「入れ子思考」「メタ表象」「再帰性」
- 大きな脳を持ち互いに歌を学びあうザトウクジラ
- 類人猿の言語研究の成果と彼らの限界
時間旅行者
- 過去志向ではなく将来志向の記憶システム
- 正確な予測は正確な想起より重要
- 将来を想像できないエピソード記憶を失った健忘症患者
- 将来を見通し数分間は誘惑に勝てるチンパンジー
心を読む者
- 男女間の心の傾向が極端に表れる精神障害の症状
- 他者が何を考えているかについて多くの時間をかけて複雑に考えてしまう「妄想型統合失調症」
- 他者が何を考えているかほとんど考えない「自閉症」
- ヒトの意向を読んで行動できるチンパンジー
- 他者に情報を伝えることはほとんどない類人猿
- 大型類人猿の物理的認知能力は2歳半程度・社会的認知能力は2歳以下
より賢い類人猿
- IQテスト・知能検査の成果と限界
- 思考力を決める「作業記憶」の容量
- 他者の心を推測できない動物の心
- ヒトだけが理解できる「関係同士の高次の関係」
- 大型類人猿の推論能力
- 作業記憶の少なさゆえの限界
新しい遺産
- 遺伝的進化を補完する「文化継承」
- 「教育」という文化遺産の継承
- 累積的な文化を築くヒト特有の能力
- ヒトの文化継承を支える「教育」と「模倣」
- 様々な動物の集団内で見られる「特定の行動パターンの社会的広がり」
善と悪
- 苦しんでいる他者を思いやることのできるチンパンジー
- チンパンジー同士の友情
ギャップにご注意
- ヒトとほかの動物を分ける2つの大きな特徴
- 特定の状況ではヒトの子どもに匹敵する大型類人猿の「心の能力」
- 空想で遊ぶヒトの子どものすごさ
- ヒトと動物の成長曲線の違い
現実の「中つ国」
- ミトコンドリアから読み取るヒトの伝播の歴史
- 力はないが器用さでホミニンに勝った最初のヒト
- 古代型サピエンスから分化したヒトとネアンデルタール人
- ヒトと同じくらい進化していた「いとこ」たち
- ネアンデルタール人の文化的痕跡
- 人類がネアンデルタール人を駆逐したという説を否定する証拠
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