グローバリゼーションに伴う階層別の所得変化を示す「エレファントカーブ」というFactを基に、階層間・国間・国内の格差・不平等の真実を解き明かす本。「これまでどうだったか」だけでなく、「これからどうなるのか」についても指針が示されています。


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この本を読むとわかること
グローバル中間層の台頭とグローバル超富裕層
- グローバリゼーションで誰が得をしたのかが一目でわかる「エレファントカーブ」
- 一番所得を伸ばした中国を筆頭とするアジアの貧困層から中間層
- 所得が伸びない先進国の「古くて豊かな国」の下位中間層
- 大きく所得を伸ばしたグローバル超富裕層
- 20年間の所得増加額全体の50%弱をかっさらう上位5%の富裕層
- 中国の高い成長率が牽引したグローバル中間層の所得向上
- リーマンショックの影響を受けた先進国と受けなかった新興国
- アメリカの下位層に迫る中国中間層の所得水準
- 世界のGDPの伸び率の倍以上の速度で増大した超富裕層の富
各国内の不平等
- 平均所得水準近辺を上下していた産業革命前の不平等(賃金格差)
- 産業革命によって右肩上がりになった賃金と格差の拡大
- 世界大戦というネガティブショックで縮小した格差
- 不平等の進化を形成する3つの力
- 技術・開放性(グローバリゼーション)・政策
- 不平等を縮小させる1人当たり実質所得の大幅増加
各国間の不平等
- 各国内の不平等より大きな各国間の不平等
- 下位層で顕著な国家間格差
- 移民政策における開放性と市民権のトレードオフ
- 移民抑制vs移民大量流入に対する経済学的見解
今世紀および来世紀のグローバルな不平等
- 予測がことごとく外れた過去の経済・未来予想本の数々
- 予測を外した経済学的未来予想本における3つの共通点
- これから起こりうるいくつかのシナリオ
- 新興国の大幅な成長・グローバリゼーションによる所得格差の縮小
- 格差縮小時の良性要因・悪性要因(戦争・紛争が必要となる可能性)
- 1990年代以降経済成長が止まったアフリカの未来
- これまで豊かな国に追いつけたのはアジアのみという事実
- 中国における中央集権が弱体化した際の国家崩壊リスクの大きさ
- アメリカにおける不平等の拡大と階級の固定化の可能性
- 資本と労働が分離された古典的資本主義から資本と労働を両方とも持つ「新しい資本主義」へのシフト
- グローバリゼーションと民主主義の両方に対する退行であるポピュリズム
次はどうなるのか(10の質問と考察)
- 今世紀のグローバルな不平等を形成するのはどのような力か
- 豊かな国々の中間層はどうなるか
- どうすれば豊かな福祉国家の不平等は縮小するのか
- これからも勝者総取りがルールなのか
- 水平的不平等だけに焦点を当てるのはなぜ間違いなのか
- 労働者はこれからも他とは違う生産要素であり続けるのか
- それでも経済成長は大切か
- 不平等への関心は経済学から消え去るのか
- なぜ方法論的ナショナリズムは意味を失いつつあるのか
- グローバリゼーションが続くことで不平等は消滅するか
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