ヒトとは違う道筋で進化し、高度な神経系を保有するタコ(頭足類)から学ぶ意識・知性の発達論・進化論。ヒトとは全く異なるメカニズムの神経系ですが、タコは人間の顔を見分ける・道具を使うことができるのだそうです。進化の初期で分化した頭足類がヒトと異なる高度な神経系を持てたのであれば、同じ理屈で地球の生物とは違う道筋で進化した知的な宇宙人が存在するのかもしれません。


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タコを含む頭足類は、昆虫などと同じ無脊椎動物に分類され、私たちヒトや魚類・両生類などが属する脊椎動物とは進化の初期で枝分かれしました。タコは道具を使うほどの知性があるそうで、ヒトとは全く異なる進化をたどり、ヒトとは異なるメカニズムの高度で複雑な神経系を獲得したそうです。ワールドカップの勝敗予想などでもたびたびタコが使われていますが、予想外に知的な生き物なのです。
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タコを含む頭足類は、昆虫などと同じ無脊椎動物に分類され、私たちヒトや魚類・両生類などが属する脊椎動物とは進化の初期で枝分かれしました。タコは道具を使うほどの知性があるそうで、ヒトとは全く異なる進化をたどり、ヒトとは異なるメカニズムの高度で複雑な神経系を獲得したそうです。ワールドカップの勝敗予想などでもたびたびタコが使われていますが、予想外に知的な生き物なのです。
この本を読むとわかること
この本の章立てとポイントはこんな感じです。違う道筋で進化した「心」との出会い
- 無脊椎動物で唯一高度に発達した神経系を持つ頭足類
- ヒ卜とは違う道筋で進化してきた神経系
- 物質から生じる感覚・知性・意識
動物の歴史
- 生物の多様性の大爆発が起きたカンプリア紀における神経系発達の過程
- カンブリア爆発における捕食者・被食者の関係性の変化、感覚器の進化
- イカの表皮が光る理由
いたずらと創意工夫
- 夕コの腕に内在する触覚以外の感覚器
- 頭足類の感覚器・神経系の進化の歩み
- 脊椎動物の脳を中心とする中央集権的な神経系と真逆な頭足類の分散的な神経系
- 情報のトップダウン・ボトムアップの組み合わせで動くタコの足
- 道具を使いこなす夕コの知性
- 頭足類の短期記憶・長期記憶
ホワイトノイズから意識へ
- 主観的経験・意識の発生と進化の過程
- タコ・ミツバチ・クモが持つ知覚の恒常性(遠くのものが小さく見えるなど)
- タコの方向感覚・空間認識力
色をつくる
- 頭足類が体表面の色を変えるメカニズム
- 頭足類が見ている世界
- 色を識別できないのに体表面の色を変える理由
ヒ卜の心と他の動物の心
- 心・知性の源泉
- 言語と複雑な思考との間の相関性の低さ
圧縮された経験
- 維持コストの高い複雑な神経系に対して、極端に短い寿命
- 夕コのビッグバン繁殖
- 頭足類の神経系を発達させた頭足類の特性と、寿命を短くさせる淘汰圧
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