タイトル通り、「どこの保育園に入るかで大違い」ということをインタビューなどであぶりだした本。これから保活をする方も、既に保育園に子供を預けている方も読んでおくといいかもしれません。悪い保育園の見抜き方が分かるようになります。

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まずは目を覆いたくなるような質の悪い保育園の実態が赤裸々に書かれています。仮に、子供たちが保育士から不利益をこうむっていたとしても、送り迎えの際にいい顔をされると親は気付けないものなのです。また、気付いたとしても子供を人質にとられているようなものなので強く出れないのです。過去に指導が入ったなど、質のよろしくない保育園が実名で記載されています。うちの近所の保育園も載っていました。。幸い我が家は保育園・先生に恵まれているのですが、一歩間違っていたら悪い保育園に入っていた可能性もあり、保育園選びの大事さを再認識しました。
また、昨今待機児童問題を解決するために民間企業の保育園参入が進んでいますが、規制緩和の負の側面について紙面を割いて解説されています。社会福祉法人が運営する園と株式会社が運営する園は大きく違うのです。例えば、「職員」の人数って社会福祉法人にとっては保育サービスの質と位置づけられるので、一定の水準を維持しようとします。一方で、株式会社にとっては人件費(原価)なので、なるべく少なくする方向のバイアスがかかりがちです。
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まずは目を覆いたくなるような質の悪い保育園の実態が赤裸々に書かれています。仮に、子供たちが保育士から不利益をこうむっていたとしても、送り迎えの際にいい顔をされると親は気付けないものなのです。また、気付いたとしても子供を人質にとられているようなものなので強く出れないのです。過去に指導が入ったなど、質のよろしくない保育園が実名で記載されています。うちの近所の保育園も載っていました。。幸い我が家は保育園・先生に恵まれているのですが、一歩間違っていたら悪い保育園に入っていた可能性もあり、保育園選びの大事さを再認識しました。
また、昨今待機児童問題を解決するために民間企業の保育園参入が進んでいますが、規制緩和の負の側面について紙面を割いて解説されています。社会福祉法人が運営する園と株式会社が運営する園は大きく違うのです。例えば、「職員」の人数って社会福祉法人にとっては保育サービスの質と位置づけられるので、一定の水準を維持しようとします。一方で、株式会社にとっては人件費(原価)なので、なるべく少なくする方向のバイアスがかかりがちです。
この本を読むとわかること
全体の章立てとポイントはこんな感じです。興味のある方はポチっていただければ。どの保育園に入るかで大違い
- 身体的・精神的虐待を受けている兆候の見抜き方と対処方法
- なぜ保育士は虐待してしまうのか
- 質の悪い保育をしている保育園の特徴・傾向
- 保育園に対する第三者評価と保育実態の大きな乖離
- 子供が「保育園に行きたくない」と言ったときの親の対処方法・異変の検知の仕方
事業としての保育園
- ビジネスとして保育園事業を営むとどこにしわ寄せが来るのか
- 内閣府・厚生労働省の見積もりでは保育園運営に必要な人件費率は70~80%とされているが、実態はどうか
- 保育園経営をゆがめる「委託費の弾力運用」と、その問題点とは何か
- 待機児童問題に対して、安倍首相がかつて述べた「横浜方式による待機児童削減」と、その問題点とは何か
- なぜブラック保育園の摘発が後を絶たないのか
甘い需要予測(なぜ待機児童は減らないのか)
- 非正規雇用者が育休をとるハードルの高さ
- 経産省が進めるフリーランスなどの働き方多様化が秘める問題点
- 都市部における保活の実態
学童保育は「子どもの居場所」になっているか
- 宿題で困っている子供がいても人数が多いので個別対応ができない
- 学童の職員の雇用形態・雇用の不安定さ
- 子供の発達段階と学童の関係(学童では満足できなくなる年齢)
- 小学1年~3年生が学校で過ごす時間と学童で過ごす時間
- 学習塾の学童への参入
安心して預けられる保育所とは
- 昨今注目されている「ハンガリー保育」・「モンテッソーリ教育」とは何か
保育格差をなくすために
- 保育園選びにおけるポイント(ぱっと見分ける外形的な評価方法)
- 厚労省が定めた「保育所保育方針」という最低限のガイドライン
- 自治体によって異なる保育園への独自補助・独自基準
- 保育園ビジネスへの新規参入者にぶら下げられたニンジンと問題点
- 企業主導型保育所に対する立ち入り検査実績(問題点多し)
- 保育園で問題が発生した際に誰が責任を取るのか(児童福祉法の24条)