タイトル通り、交通事故やら不当解雇やらに巻き込まれた時の対策だったり、政治家秘書の交渉術だったり。万が一トラブルに巻き込まれたときに読み返そう。
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保険会社なり弁護士なりを相手にした場合、我々は素人なので当然ながら圧倒的に不利なのです。逆に言うと、彼ら専門家は我々が持ちえない情報量で商売をしているわけで、情報の非対称性が彼我の差を生むわけです。これまでは我々素人が専門性の高い情報にアクセスする術を持たなかったので我々に勝ち目はなかったですが、ネットで情報検索できるようになったことで次第に非対称性が下がってきました。素人でもそれなりに時間をかけて調べれば、専門家を打ち負かすまでには至らずとも、いいように言いくるめられない程度の情報が得られるようになったのです。交渉ごとは事前準備でほぼ結果が決まると思うのです。
将来にAIがコモディティ化してくると逆に、膨大な情報をクロールできるAIと人間の専門家の間に情報の非対称性が生じ(≒我々が容易に専門会場の情報を得られるようになり)、情報の非対称性で勝負するビジネスは縮小していく気がするのです。
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