温暖化論争の裏を丁寧に描いた本。あまり報道されていなかったけど、クライメートゲート事件とホッケースティック曲線は覚えているわ。温暖化反対論者からの攻撃の執拗さたるや。。。ネットとかに出回っている情報を鵜呑みにすることの怖さがわかります。
現在科学界で認知されている地球温暖化のキーポイントは、

現在科学界で認知されている地球温暖化のキーポイントは、
- 地球気候数学モデル(大気をもとにした天気予報モデルに海洋・氷床などの要素を加えたモデル)と実績値が同じ結果を示したのは人為的要因を加えた場合のみ(自然要因のみでは温暖化しておらず、人間の活動が温暖化を招いたことを示唆)。
- 人為的な要因がなければここ数十年間は寒冷化が進んでいた。
ということは、ここ数年のうだるような暑さも人為起因なのだろうか?自然起因の海水面温度(エルニーニョ・ラニーニャ)による気候影響もあるのだろうけど、僕らが小さいころと比較すると如実に気温が上がっているような気がするのです。(記憶がうっすらですが)僕が小学生だった1990年代は30度に行くことはまれで、25度を越えると真夏!って感じだった気がします。春と秋もそれぞれ2週間くらいしかなくなってしまったような気もするし。
本書で怖いなと感じたのが反対論者によるメディア戦略。学会誌っぽい名前の冊子を作って、そこに都合のよい論文を載せたり、Webに掲載したり、SEO対策したりとやりたい放題。Fake news騒動もそうだけど、ネットによって情報が簡単に得られるようになった反面、そのソースをきちんと確認しないとデマに踊らされることになるのです。イデオロギー的な偽情報であれば感覚的に見破れるけど、科学や技術に関連するものをまことしやかに書かれると見破るのは難しいんだろうな。。