過去起こった繊維業界(カネボウ)・IT業界(メディア・リンクス)の粉飾の実態に迫った本。企業・会計監査人ぐるみでやられるとどうしようもないのだけど、AIとかで兆候検知できないものか。

どの会社にも内部統制プロセスや明文化された意思決定承認プロセスなど、不正を防ぐためのしくみはあると思うんだけど、その仕組みを熟知した内部の人間による不正や組織ぐるみでの不正は防げないという限界があるのです。中立・公正な人間を第三者チェックとして入れるとしても、人間に見切れる量には限界もあるし、人件費もばかにならないので、昨今ブームのAIで何とかできないのかなと思います。
数年分の経理伝票・銀行口座の取引履歴・社内のお金の流れ(労務費・販売管理費・作業委託費など)やらをAIにインプットして学習させ、保持しているパターンと逸脱する行為を発見したらアラートを上げるとかで不正を検知できるだろうし、不正検知AIを導入していることを周知することで抑止力にもなるんじゃかなと。例えば、特定の取引先との取引回数・金額が例年以上に増えているとかを検知してアラートをあげるイメージ。もちろん、ビジネスが伸びているので特定の取引先との取引が増えているみたいな不正でないケースもアラートには含まれているので、人間の目で判断する必要はあるけど、すべてを人力でやるよりはよっぽど効率的だと思う。
単純作業や物量が半端ない作業だけでなく、不正検知のような”人間がやるとバイアスがかかる作業”(≒うちの会社でまさか粉飾まがいのことはやっていないだろうという思い込みを持って取り組む可能性のある作業)も機械に任せていくというのが技術との上手な付き合い方・技術に代替されない働き方だと思うのです。

どの会社にも内部統制プロセスや明文化された意思決定承認プロセスなど、不正を防ぐためのしくみはあると思うんだけど、その仕組みを熟知した内部の人間による不正や組織ぐるみでの不正は防げないという限界があるのです。中立・公正な人間を第三者チェックとして入れるとしても、人間に見切れる量には限界もあるし、人件費もばかにならないので、昨今ブームのAIで何とかできないのかなと思います。
数年分の経理伝票・銀行口座の取引履歴・社内のお金の流れ(労務費・販売管理費・作業委託費など)やらをAIにインプットして学習させ、保持しているパターンと逸脱する行為を発見したらアラートを上げるとかで不正を検知できるだろうし、不正検知AIを導入していることを周知することで抑止力にもなるんじゃかなと。例えば、特定の取引先との取引回数・金額が例年以上に増えているとかを検知してアラートをあげるイメージ。もちろん、ビジネスが伸びているので特定の取引先との取引が増えているみたいな不正でないケースもアラートには含まれているので、人間の目で判断する必要はあるけど、すべてを人力でやるよりはよっぽど効率的だと思う。
単純作業や物量が半端ない作業だけでなく、不正検知のような”人間がやるとバイアスがかかる作業”(≒うちの会社でまさか粉飾まがいのことはやっていないだろうという思い込みを持って取り組む可能性のある作業)も機械に任せていくというのが技術との上手な付き合い方・技術に代替されない働き方だと思うのです。