バブルから始まり、アジア経済危機・小泉政権・民主党政権・リーマンショック・東日本大震災・アベノミクスまで平成31年間の経済をダイジェストで振り返ります。小泉政権から始まるアベノミクスの伏線など「流れ」が理解できて面白かったです。バブル崩壊や経済危機は起こるまで誰も気づかないことが多いようなので、特有の予兆を理解しておくと一獲千金のチャンスかもしれません。賢者は歴史から学ぶのです!

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この本を読むとわかること
バブルの崩壊と失われた20年の始まり
- バブルという実感のなかったバブル期の経済白書・政府の認識
- バブル期の1980年代後半の経済情勢
- バブル崩壊の経済的背景
- バブル破裂のダメ押しとなった大蔵省銀行局の「土地関連融資の抑制」
- 政策的なバブルつぶし
- 金融機関への不動産融資抑制要請
- 抜け穴となった住専への資金流入
- バブル崩壊に伴って発生した企業の「バランスシート調整問題」と不良債権の発生
- バブル崩壊で顕在化した「3つの過剰」
- バブル認識変化の3段階
- 1989年までの経済成長と資産価格の上昇に対する強い反感
- 1990年から1993年までのバブルという認識の一般化とバブルの全否定
- 1993年ごろの景気減退とバブル崩壊の影響への懸念
金融危機とデフレの発生
- 多くの人が地価・株価の行方を楽観的に考えており、宮澤総理の懸念も届かなかったバブルの教訓
- 先送りされた不良債権の処理とその理由
- 現実化した銀行破綻
- 混迷した住専問題
- 金融機関が母体となって設立された住専
- 総量規制対象外となったことによる銀行から住専への融資急増
- 政治家へのトラウマとなった住専への公的資金投入に対する大きな批判
- 1997年のアジア通貨危機まで封印された公的資金投入
- 日本の金融危機を招いた1997年のアジア通貨危機
- ドルペッグで投資資金を吸い寄せ急成長した東アジア諸国
- アメリカの「強いドル」政策でかげった成長神話とタイバーツ急落
- 不良債権を抱えていた日本の金融機関の財務状態の悪化
- 金融監督組織としての金融庁発足
- 政府と日銀が真っ向対立する中開始された「ゼロ金利」
- 橋本政権による省庁再編と官邸機能の強化
- この時作られた経済財政諮問会議がのちの小泉内閣で大活躍
- いくつかの自治体で効果の出ていた地域振興券が全国で失敗した経済学的理由
小泉構造改革とは何だったのか
- 戦後最大の景気拡大期に誕生した小泉内閣
- 非正規雇用の拡大
- バブルの負債である「3つの過剰」の解消
- 脱デフレの処方箋は企業再生・不良債権処理・金融緩和
- 小泉内閣で企業再生・不良債権処理のめどが立ち、その後アベノミクスで異次元の金融緩和へ
- 郵政民営化選挙で圧勝した第3次小泉政権
民主党政権の誕生とリーマンショック
- 高まる自民党政権への逆風
- ねじれ国会・格差問題・財政再建路線の行き詰まり
- 政権交代過渡期にみられる「ねじれ」現象
- リーマンショックの1年前に起こった「パリバ・ショック」
- リーマンショックの伏線
- 金融危機の当事国アメリカよりも日本経済の落ち込みが大きくなった理由
- 民主党政権が目指した官僚支配から政治主導への転換とその挫折
- 経験のなさゆえの視野が狭く甘いマニフェスト
- 政治主導の名のもとに予算要求を各大臣に任せたことで素人政権であることが露見
- 派手な割に全く目標額に届かなかった事業仕分け
- 東日本大震災の経済的影響の3フェーズ
アベノミクスの展開
- デフレ克服のための「3本の矢」
- 大胆な金融改革:銀行への大幅な資金供給・長期国債買い入れ規模の拡大
- 機動的な財政運営:公共投資増大
- 民間投資を喚起する成長戦略:上2つとは異なる長期的な成長のための投資促進・女性活躍・TPPなど
- 短期的な景気拡大と息切れ
- アベノミクス下の景気の特徴
- 戦後最長の景気拡大期間と実感のなさ
- 失速を補うために2016年に出された「新3本の矢」
- 名目GDP600兆円という強い経済・希望出生率1.8のための子育て支援・介護離職ゼロを目指す安心の社会保障
- 上記+働き方改革
- 異次元金融緩和手法の限界
- 今後の大きな政策課題となる「平時型金融政策運営ぬ向けた出口戦略」
- プライマリバランスの赤字というサステナビリティのなさが日本財政の大きな課題
- 消費税増税など税制転換期の駆け込み需要のプラスよりも、その反動のマイナスのほうが大きくなる理由
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