マレーシアを知る第一弾。「多民族・多文化・多宗教・多言語・多食文化」という様々な多様性がマレーシアの特徴です。特に、中華系に対して数で勝るが経済的に劣る「マレー人の地位向上」と、「中華系・インド系住民との共生」というのがマレーシア固有の課題なのです。

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この本を読むとわかること
ルックイーストから長期滞在No.1の国へ
- 日本の海外投資を牽引し、現地で多国籍企業化する日本の中小企業
- 東アジア地域での「脱国境化」
- ルックイースト政策時に受け入れたマレーシアの産業研修生が支える中小企業の現地進出
- マレーシアの適度な先進性と適度な後進性
- 「経済格差解消のためのブミプトラ政策」という開発独裁国家
- イギリス統治時代の民主主義と、集会合意相互扶助というマレー文化のミックス
- マレーシアにおける5つの多様性
- 多民族・多文化・多宗教・多言語・多食文化
- 長期滞在と慣行を結び付けた富裕層向けメディカルツアー
経済の自由化と社会改革
- 一次品輸出国から、電子立国政策により工業化(近代化)
- 外資誘致政策によりモトローラ・パナソニック・東芝・NECなどを誘致
- 石油・天然ガス・パームオイルなど豊富な一次品輸出も盛ん
- 主要な貿易国はアメリカ・日本・中国
- ブミプトラ政策によるブミプトラ資本30%保有の原則と課題
- 民族差別という国際批判
- 自由貿易協定に対する障壁
- 華人の経済活動の制限ではなく旧宗主国の影響排除が目的
- 経済自由化の第2弾としての不動産取引の規制緩和
- サラワク州サバ州の貧困問題経済開発
- 「ブミプトラマイノリティ」という課題
- 先住民族華人によるかつてのシンガポールのような分離独立の潜在性
- イランのイスラム革命以降強まったイスラム色
- イスラムを通した中東との結びつき
- イスラム金融の発展
- 高等教育の普及と大学卒業生の就職率の低さという課題
外国人労働者に依存した経済
- マレーシアの工業化を支えた低賃金の外国人労働者
- 外国人労働者に依存しているがゆえに抜け出せない「中所得国の罠」
- 外国人労働者の雇用規制と最低賃金制度の導入
- 外国人労働者が支える建築土木業・プランテーション・農業
- 規制によって労働力不足が表面化する可能性
- 最低賃金制度の落とし穴
政策として完成した「ブミプトラ政策」
- ブミプトラ政策の成果
- 貧困率の大幅な削減
- ジニ係数の拡大(貧富の差の拡大)
- 多民族化国家におけるマレー人・華人・インド人の共生
- 明朝時代に朝貢冊封目的で行われた中国王女とスルタンの政略結婚
- 今も残る中華式の生活様式を続けるプラナカン、マラッカババ
- 現代中国政府による開発援助という華夷秩序再構築の試み
- 立憲君主国家マレーシアにおけるユニークな国王選出方法
- 国王と結びつきマレー人の特権を確実なものとしたブミプトラ政策
- マレー人の人生観と結婚観
- 氏族内結婚を禁止した中国人との対照性
- 植民地支配下におけるマレー人の農村への封じ込め政策の影響
TPP交渉とブミプトラ政策
- 欧米諸国の「市場経済」との違い
- マレーシアにおける国家(社会)資本主義
- 経済活動の大半を担う政府関連企業
- マレーシアにとってのTPPの「うまみ」
- 米国などに対して2国間協議ではできない譲歩を多国間協議で引きだせる
- ブミプトラ政策の見直しを迫られることを危惧してTPPに反対したマハティール前首相
- ブミプトラ政策維持を強く望むマレー人
- 国内事情からTPP交渉に積極的に乗ることのできないマレーシアとベトナム
進む社会経済のイスラム化
- ルックイーストからルックミドルへのシフト
- マラッカに完成した観光施設「アラブシティ」
- イスラム機構のメンバーであることを活かしたイスラム化の進展
- メッカを示す表示を標準搭載したカーナビ
- 電子立国マレーシアにおける次の成長産業であるイスラム金融とハラル産業
- 日本のハラル食品加工業者への誘致ミッション
- イスラム金融における3つの禁止事項
- 金利・不確実なもの・投機
- 中東ではなくマレーシアやパキスタンで生まれたイスラム金融・イスラム銀行
- メッカ巡礼のためのイスラム巡礼基金がルーツ
- イスラム金融において配当金営業手数料と呼ばれ正当化される「利子」
- 「シャリアボード」というイスラム金融最大の特徴
- 融資判断にイスラム法学者が参画
- コーランの意思を体現しイスラム金融として成功したグラミン銀行
- 与党UMNOが目指す「世俗的なイスラム化」
- イスラム金融の自由化政策と外資銀行へのイスラム銀行ライセンス発給
マレー人女性の社会進出と社会の変容
- 日本や欧米より女性の社会進出が進むアジア
- マレーシアの女性労働力比率は46%
- 共働きが標準
- 政府企業で要職に就く女性の多さ
- マレーシアにおける女性高等教育進学率の高まり
- 植民地政府のマレー人に対する愚民化政策
- 華人との経済格差の原因の1つが教育
- マレーシア都市部に女性が多い理由
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