福島第一原発の除染・復旧作業員として潜入した暴力団専門ライターによるノンフィクション。原発関連ビジネスに暗躍するヤクザのフロント企業や福島第一の除染・復旧作業の過酷さがよくわかるのです。除染の道のりはかなり険しそうであることに加え、実は福島第二原発もヤバいのだそうです。。


↑気になったらここからポチっと(買ってくれるとお小遣いが入ります)↑
↓気になったらここからポチっと(買ってくれるとお小遣いが入ります)↓
↑気になったらここからポチっと(買ってくれるとお小遣いが入ります)↑
この本を読むとわかること
ヤクザの告白「原発はどでかいシノギ」
- ダムや高速道路などの公共工事と同じように原発の背後に暗躍する地元ヤクザ
- もっとも儲かる墓地の地上げ
- 暴力団に対する警察の強硬姿勢は西高東低
- まじめに取り締まると仕事がなくなるマル暴のジレンマ
- 東電も原発メーカーも見て見ぬふりをする労働者を提供するヤクザのフロント企業
- 協力会社からすると東電と原発メーカーは「傲慢な殿様」
私はなぜ原発作業員となったか
- 東北に多くの参加団体を持つヤクザが匿名で行った震災の救援活動
- 大阪のドヤ街あいりん地区で大々的に募集された原発作業員
- 現場の作業員・警察官の放射能に対する無知
- 防護服についていたホコリが舞うことによる被ばくの恐ろしさ
- 距離に2乗に反比例する放射線量
放射能vs暴力団専門ライター
- キャリアの長い協力会社の多くが福島第一の深刻さを悟って廃業
- 敷地内のあちこちに点在する「ホットスポット」
- 生殖機能の破壊・骨髄機能へのダメージと連鎖する放射線被ばく
- 自分が白血病になった時に備えて自信がドナーになっておくという画期的な「谷口プロジェクト」
- 防護服によって相次いで熱中症で倒れる作業員
- 熱中症対策を優先して敷地内でマスクを外す作業員たち
- 現場の誰一人として信じていない東電の工程表
フクシマ50が明かす「3.11」の死闘
- 地震や津波など想定外の事態に直面しながら福島第一に残り決死の作業をした「フクシマ50」と呼ばれる約50名の職員・作業員
- 東電から「死んでもいい人間を用意してくれ」と言われて集められた作業員たち
- 東電に恩義を売るために作業員を拠出した協力会社
- 徐線が必要なレベルまで汚染されていた原子炉建屋内の遺体
- 二度の爆発によって放射性物質があたり一面にまき散らされ地獄と化した福島第一
- 子どもを作れなくなった元作業員
- 現場の作業員は情報弱者
- 横行する健康診断の偽装と身元の怪しい作業員
福島第一原発という現場
- 警戒区域の復旧活動にあたる消防署員・消防団・警察官・自衛官・地元住民
- 警戒区域の金融機関・小売店を荒らす窃盗団
- 外部から開けられないファスナー構造の作業員用シェルター出入口
- 全面マスク・三重の手袋・二重の靴下が起こす熱中症
- 現場でマスクを外すのは法令違反
- 原発作業員が持つ様々な専門資格
原発稼業の懲りない面々
- 東電・原発メーカーを頂点に8次を超える委託関係
- 大きな作業員格差
- 失業を恐れて文句を言えない末端作業員
- 工程表通りに作業は進めるが無理はするなという大きな矛盾
- マスクを外して喫煙したことで内部被ばくが進んだ作業員
- 表面が大きく汚染されるが交換されない全面マスク
- 原発作業員によってもたらされたいわき市の原発バブル
- 原発作業員のカウンセラー的存在になったソープ嬢
- 作業中に水を飲むというタブーを反故にしてまで突貫で作られた汚染水貯蔵タンク
- 原発が田舎に作られるのは被害の最小化だけでなく地縁・血縁による除法統制・隠蔽
「ヤクザと原発」の落とし前
- 工場と違って海外移転できない発電所に目を付けたヤクザ
- 公共工事から暴力団に流れる資金を遮断する目的で作られた多くの暴排条例
- タブーや潜在的な隠蔽体質のある原発は暴力団に最適
- 都市部と地方で異なる暴力団の性格
- 重要なのは放射線量よりも汚染度
- ホットスポットで舞い上がったホコリが一番危険
- 線量計のトリック
- 福島第一より汚染が深刻な福島第二
↓気になったらここからポチっと(買ってくれるとお小遣いが入ります)↓