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『落語の言語学』☆3

日本語学の専門家による「落語」という伝統芸能の研究。主役が英雄ではなく庶民であること、キレの良い落とし方が落語の特徴のようです。かなりディープだったので、さらっと読んでしまいましたが、落語ファンにはたまらない本かもしれません。

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この本を読むとわかること

落語の言語空間

  • 伝統芸能の質的差異を明らかにするための「話す」「語る」「読む」の3分類
    • 話す:落語・漫談・漫才
    • 語る:浄瑠璃・浪曲
    • 読む:講談
  • 英雄ではなく庶民を主役にした落語という不思議な芸
  • 落語に残る、共通語には引き継がれなかった江戸言葉・東京の下町言葉
  • 女性を演じる際に歌舞伎の女形のように声を作ってはいけないという不文律
  • 聞き手にとって不自然でなければ自由に改変できるという落語の柔軟性
    • 歌舞伎など他の伝統芸能との大きな違い
    • 聞き手の反応・リアクションを前提とした芸能という特殊性
  • 前置き→枕→本題→落ち(下げ)→結びという落語の基本構成
    • それぞれの要素の軽重は時代・演者によって変化
    • 客の反応を見たり、落ちの伏線を張るために重要な「枕」

マエオキはなぜあるのか

  • 前置きに含まれる話題の要素と、その目的
  • 伝統的な前置きを踏襲しながらオリジナリティを出す名落語家たち
  • 前置きが簡素化・省略される現代落語
  • 人情噺と滑稽話のいずれかに大別される落語の演目
    • 人情噺>滑稽話という明治初期の風潮

オチの構造

  • 切れ味のいい落ちで短く終わらせるという落語の美学
  • 何らかの理屈で「なるほど」と思わせ、噺の世界から現実に引き戻すのが「落とし」
  • 様々な演目における「落ち」の構造
  • 笑いにおける緊張と緩和、緊張と緩和の同居
  • 浄瑠璃・能楽など他の伝統芸能と顕著に異なる落語のクライマックス
  • 落語なのに「落ちのない」演目
  • 緊張を緩和させ落ちを効果的に見せる「意外性」

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