左右独立した指の動きや初見演奏から、超絶技巧までピアニストの特異な能力を脳科学の観点で検証した本。「話すように弾く」というのが印象的でした。耳が発達するので語学の習得力も向上するという副次効果もあるのだそうです。


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この本を読むとわかること
超絶技巧を可能にする脳
- 複雑な指の動きをしているときの一般人とピアニストの脳神経細胞の活動量の意外な違い
- 洗練されたピアニストの脳
- 身体の動きをつかさどる脳の部位に電気刺激を与えた時の一般人とピアニストの反応の違い
- 細胞が5%(50億個)多いピアニストの小脳
- ピアニストの神経細胞網の発達度合い
- 11歳が分岐点
- 左右独立して指を動かせるピアニストの右脳と左脳の独立性
- 右脳と左脳をつなぐ脳梁の特徴
音を動きに変換するしくみ
- イメージした音を手や腕の動きに自動変換するピアニストの脳
- ピアニストの「話すように弾く」特殊技能
- ピアノの音を聞くと聴覚野だけでなく指を動かす部位の神経細胞も活動するピアニストの脳
- 脳によるミスタッチの予知ととっさのアクション
- たった1音のノイズでミスタッチが多発し演奏が継続できなくなる繊細さ
音楽家の耳
- ピアニストの聴覚野の大きさと処理能力の高さ
- 幼い脳のやわらかい時期によい音楽を聴くこと・音楽教育を受けることの大切さ
- 音楽訓練の効果が転移した結果としての言語聞き取り能力の高さ
楽譜を読み、記憶をする脳
- 音符を手の動きに変換し、読譜能力をつかさどる「上頭頂小葉」
- 耳から入った音を視覚野を使って記憶する暗譜のメカニズム
- 視覚障害者の脳の使い方との類似性
- 初見演奏に必要な3つの能力:短期記憶・周辺視・指使いの選択
- 即興演奏をしているときの脳の働き
ピアニストの故障
- ピアニストの3大疾病:腱鞘炎・手根幹症候群・フォーカルジストニア
- 「変化しすぎた脳」によって指が動かなくなるフォーカルジストニア
- フォーカルジストニアの引き金になる正確な運動の反復と精神的なストレス
- フォーカルジストニアを発症するクラシックのピアニストと、発症しないジャズピアニスト
- フォーカルジストニアの代表的な治療法
ピアニストの省エネ術
- 長時間演奏をやりきるためのプロの鍵盤タッチ術
- さらに省エネをするための「肩のしなり」
超絶技巧を支える運動技能
- ピアニストの手指の使い方の基本パターン
- 巧みに動く親指
- 独立して動く4本の指
- 手の指を独立して動かすことが困難な身体的・脳神経的な理由
- テンポの速い曲を弾くためにプロが使う「指」から「ヒジ」へのスイッチ
- 「話すように演奏する」プロのピアニスト
感動を生み出す演奏
- 同じ鍵盤でもアマとプロで音色が異なる理由
- 「叩く」タッチと「押す」タッチにおけるタッチノイズの違い
- プロのピアニストの「テンポの揺らぎ」が生み出す情感
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