ブラックバスやセイタカアワダチソウは日本に定着したイメージのあまりよくない外来種ですが、セイヨウミツバチのように役立つ外来種もいます(ちなみに、日本のワカメは他国においては忌み嫌われる外来種)。「在来種」「外来種」の枠組みを超えた「新しい生態系の捉え方」が提示されています。


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この本を読むとわかること
異邦人の帝国
- 世界で初めて人の手による環境改造が行われたアセンション島
- 海流や風によって運ばれた種や渡り鳥によって生態系が形作られた火山島ハワイ
- 外来種が固有種として進化
- イースター島で栄えた巨石文明を滅ぼした小さな外来種
- 農業とともに世界に広まった外来種としての穀物
- 中東原産の小麦
- 中央アメリカ原産のトウモロコシ
- アンデス原産のじゃがいも
- 中国原産の大豆
- 東南アジア原産のコメ
- ヨーロッパ原産種の新世界への導入である「コロンブス交換」
- 私たちが生きているのは「在来種」という概念のない入り混じった「るつぼ的世界」
- アメリカ大陸に根付いた外来種セイヨウミツバチ
- 環境などの外部要因で勢いづく外来種
- 大型船や海上を漂う大量のごみが外来種の移動を推進
神話とドラゴン
- 外来種を執拗に毛嫌いし生態学的浄化を行う南ア
- 「島」の単純な生態系を作りかえる試みの危険性
- 外来種駆除の試みの多くが失敗する理由
- この四半世紀で発達した科学的に怪しげな「侵入生物学」
- 「熱帯には手つかずの自然がある」という幻想
- 1887年にアフリカに上陸したイタリア軍が持ち込んだ牛疫ウイルス
- 経済基盤であるウシや家畜の大量死
- アフリカにあった多くの貴族制王国の崩壊
- 牛痘が残したアフリカの2つの生態系
- 農民と牧畜民が主体で灌木もツェツェバエも抑え込まれている生態系
- 灌木が茂りツェツェバエが飛び交う西洋人がイメージする「原始のアフリカ」の生態系
- 「エコロジカルフィッティング」という外来種の新しい捉え方
- 従来の「共進化」とは異なる考え方
- 植物・昆虫・鳥たちの偶然の積み重ねで出来上がっていく生態系
ニュー・ワイルド(再野生化)
- 望ましい生態系とは、交雑が定期的に起こる生態系
- 外来種は既存の生態系を進化させる起爆剤
- 在来種の絶滅>多くの交雑
- ニュー・ワイルドの好例としてのるヨーロッパ各地のオオカミ増加
- 自然は絶対に後戻りせず、前進するのみ
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