最近「医療×AI」に興味がありますの第六弾。医薬品の歴史に始まり、様々な創薬手法やこれからの医療まで、薬について網羅的に学べます。「どんな名医でも救えるのは目の前の一人だけだが、画期的な医薬は何万・何十万の命を救うことさえできる」という一説が印象に残りました。


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この本を読むとわかること
医薬とは何か
- ノーベル賞を取ることと同じくらい難しい新薬の商品化
- ターゲットとなるタンパク質に作用する原理
- 不可逆結合と可逆結合
- 副作用が起きる理由
- 経口投与する薬において考慮しなければならない様々な要素
医薬が世に出るまで
- ターゲットタンパク質の選定⇒評価系の構築⇒シード化合物の発見⇒合成展開
- シード化合物の見つけ方(気合と論理)
- 新薬が特許で守られる期間と特許出願戦略
- 薬価の決まり方
- 治験の第1フェーズ~第3フェーズと、承認・市販後の第4フェーズ
医薬のベストバランス
- 肝臓の代謝機能に対する対策
- 脳の血液脳関門というバリアの突破方法
- ファイザーの創薬スペシャリストであるリピンスキーの”Rule of Five”
創薬を支える新技術
- タンパク質の構造を基に薬剤をデザインする”Structure-Based Drug Design”
- 一挙に多種類の化合物を合成し、スクリーニングによって活性度の高いものを選ぶ”組合わせ化学”
天然物からの創薬
- アオカビ由来のペニシリンが感染症治療にもたらした革命
- 天然物創薬の王道である”発酵法”
- 低分子薬と比較した天然物創薬の利点と欠点
プロセス化学
- 大量の化合物を安定して合成する方法論である”プロセス化学”
- 生体にとって全く異なる化合物として扱われる”鏡像異性体”
- 片方は鎮痛剤・一方は興奮剤など、異なる効用
- 両者の混合物であるラセミ体の医薬化
- 一方だけをつくりだす”不斉合成”の研究の進展と現状
抗体医薬とゲノム製薬
- 他の動物の免疫系を使って抗体を作らせるという抗体医薬の考え方
- ヒトの免疫系との親和性の高い抗体の作成がポイント
- 従来の抗がん剤と比較した分子標的薬の大きな利点
- 抗体医薬の欠点
- たんぱく質の一次情報がすべて書かれたヒトゲノムは宝の山
- ゲノム医療はテーラーメイド創薬の入り口
抗生物質と抗ウイルス剤
- 最近を直接やっつける抗生物質の動作原理
- 耐性菌が抗生物質から自分の身を守る方法
- 抗ウイルス剤のターゲット
- ゲノム複製の阻害
変容する抗がん剤の科学
- 第二次大戦で使われたマスタードガスを応用した史上初の抗がん剤
- 抗がん剤治療で副作用が出る理由
- 多発性骨髄腫に転用されたサリドマイドの血管の形成阻害作用
- 本庶先生が発明したニボルマブががん治療に起こしたイノベーション
糖尿病治療への様々なアプローチ
- 高血糖より怖い糖尿病の合併症リスク
- 糖尿病の重篤化で発生するインスリン抵抗性
- 武田薬品の作った糖尿病薬のイノベーション
精神病治療薬
- うつ病の謎解きの糸口になったのは結核の治療薬
- アセチルコリンがカギを握っているという抗コリン仮説
- 抗コリン仮説から生まれた選択的セロトニン再取り込阻害薬SSRI
- SSRIの副作用
鎮痛剤
- 古いけど最強の鎮痛剤であるモルヒネ
- アヘンに似た作用をするオピオイド
- 史上最大の医薬であるアスピリン
- 鎮痛作用だけではない多くの病気の予防効果
医薬の未来
- DNAやRNAの断片である核酸を医薬として使う核酸医薬
- 核酸医薬の動作原理
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