最近「医療×AI」に興味がありますの第三弾。新薬開発は地道な作業の積み重ねで、治験まで行ったのに副作用で開発がストップする悔しさなど、創薬のむずかしさが良く分かります。「理論から薬が生まれるよりは、よく効く薬ができてなぜ効くのかを調べていった結果、学問が発達する」という記載が印象に残りました。


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この本を読むとわかること
「殿堂入り」した創薬
- コレステロール値を下げる薬、スタチン
- 生化学ではるかに先を行く欧米とは別のアプローチを採用
- 京都の米屋のアオカビから生まれた薬
- 健常人では効果がなく、高コレステロール者にのみ効く不思議な作用
化学合成と天然由来
- 細菌の増殖を抑える薬、クラビット
- 抗菌薬に求められる薬効
- ペニシリンがもたらした感染症治療における革命
- 免疫を抑える薬、プログラフ
- 創薬の地味な王道的アプローチ
- ニューヨークタイムズの一面を飾った投与第一号の患者における目覚しい薬効
- 免疫学の発展への大きな貢献
死病と向き合って
- エイズウイルスの増殖を抑える薬、レトロビル
- HIVなど、レトロウイルスの特性
- 抗レトロウイルス薬のターゲット
- レトロウイルスの厄介さ
- 治験の段階で発揮された顕著な効果
- 第2・第3のエイズ逆転写酵素阻害薬、ヴァイデックス・ハイビッド
- 日米特許戦争
- 新たな抗HIV薬の作用原理
- 死亡率が大きく下がり、コントロールできる病気となったエイズ
難病に光を
- アルツハイマー病の進行を遅らせる薬、アリセプト
- 認知症の中で最も患者数の多いアルツハイマー病
- アルツハイマー病は神経が障害を受ける神経変性疾患
- アルツハイマー病治療の標的であるアセチルコリン
- がん細胞が分裂増殖するのを抑える薬、カンプト
- 創薬領域に参入したヤクルト
- 天然由来のカンプトテシンを多く含む植物を探す探検隊の結成と、自社栽培の成功
生活習慣病に勝つ
- 胃酸を抑える薬①、ガスター
- 米メルク社と組むことで抗潰瘍剤のブロックバスター(大ヒット薬)が誕生
- 副作用が少なく安全性が高いことから一般用としてガスター10発売
- H2ブロッカーの考案者はノーベル賞受賞
- 胃酸を抑える薬②、パリエット
- H2ブロッカー以上の効果があるプロトンポンプ阻害薬
- 創薬を成功させたエーザイ独自の「プロモーター制度」
情報伝達タンパク質を薬に
- 前立腺がんや閉経前乳がんの増殖を抑える薬、リュープリン
- 性ホルモン増強剤で去勢が起こった予想外の作用の転用
- 必要な部位に必要な量の薬を届けられるドラッグデリバリーシステム技術
分子を狙い撃つ抗体医薬へ
- 自己免疫疾患の新興を抑える薬、アクテムラ
- 関節リウマチのような自己免疫疾患の特徴
- 破骨細胞の働きを促すサイトカインを標的とした分子標的薬
- 日本初の抗体医薬
- 2000年代以降、日本の創薬が欧米に後れを取った理由
- 大型医薬品の特許が一斉に切れる2010年問題
- 欧米の製薬会社の幹部層と、日本製薬企業の幹部層の違い
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