近代社会学・政治学の重鎮であるマックス・ヴェーバーの1919年の講演を基にした本。「政治の本質的属性は権力であり、政治を行うものは権力を追求せざるを得ず、政治とは倫理ではない」ことを喝破した点(=政治に対する道徳的な批判は的外れであることを導いた点)が慧眼なのです。


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この本を読むとわかること
本自体はペラペラですが、内容は濃かったのです。解説本も多々出ていますが、原典を読むことが大事だと思うのです。- 「国家」の定義
- 「国家」による支配の根拠の3類型
- 「国家」による支配に不可欠な力
- 中世国家と近代国家の大きな違い
- 「職業政治家」の誕生
- 「政治のために」生きる政治家と、「政治によって」生きる政治家
- 近代政党政治における専門官吏と、「政治的」官吏
- 民主制成立以降の立憲国家における「民衆政治家(デマゴーグ)」
- 選挙を主目的にした「人民投票的民主制」
- 選挙によって選出された独裁者の典型例
- 究極形としてのアメリカの「猟官制」
- 比例選挙法の大きな欠点
- 政治の領域における2つの大罪
- 政治における「心情倫理」と「責任倫理」
- 宗教的価値観⇔人間の合理性との関係性
- 革命の英雄たちが実権を握ると色あせる理由
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