未来を予測することが困難な現代では伝統的PDCAプロセスでは限界で、軍隊の機動戦で使われる「観察」から始まる臨機応変なOODAプロセスが有効なのではないかということを示唆した本。軍事系の話がメインかと思いきや、著者は公認会計士でしてビジネス寄りの本なのです。


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この本を読むとわかること
章立てとポイントはこんな感じです。機動戦経営とは何か?
- 先が見えない環境だから計画と管理をあきらめた日本企業と、計画と管理を緩めた米軍
- 湾岸戦争で敗北したイラク軍と東芝事件の共通点
- PDCAを超える新たな方法論の必要性
- すべての未来を計画することは不可能なので、想定できない変化への対応が必要
- 機動戦の原則は臨機応変
- 決まりきった型はない=定式化は危険
- 同じことは二度しない=二度目は相手も予期している
- 企業でよくある「ベストプラクティスの追求」は悪手
- 機動戦における「OODA(ウーダ)」という、相手をよく観察して出方をうかがう意思決定プロセス
- Observe→Orient→Decide→Actのループ
- 自分の計画から始めるPDCAと、相手の観察から始めるOODA
OODAで「動く」個人を作る
- 20世紀の人と組織の動かし方の枠組みを作ったテイラー、フォード、マッキンゼー
- 能率、組織間調整、トップによる中央集権的マネジメント
- 20世紀型経営プロセスの限界
- カタログスペックで劣る米軍のF86がソ連のミグ15に勝てた理由
- 戦闘機のパイロットが実践するOODAループ
- 工業化時代の反省を活かしたOODAループ
- 事前の計画より、事後的な臨機応変を重視
- 始点は自分ではなく、相手
- トップダウンではなく、現場を重視
ミッション・コマンドで部下を「動かす」
- 軍隊における号令・命令・訓令の違い
- 指揮官の意図の範囲内で部下の独断が許されるミッション・コマンド
- バクチ的であり失敗例の多い「選択と集中」
- これからのトレンドは「選択と分散」
クリティカル・インテリジェンスで「動ける」組織を目指す
- ビジネスにおける「インテリジェンス」の変遷
- 機動戦経営をサポートする21世紀型のインテリジェンス
- 標準化から多様化へ
- デフレを輸出する日本企業
- 誤情報を信じてイラク戦に踏み切ったパウエルが後悔とともに定めた情報についての4か条
D-OODAで戦う機動経営
- Design+OODAのD-OODA意思決定プロセス
- PDCAで自由を奪う「任せられないボス」と、D-OODAで働き甲斐を作る「任せるボス」
- PDCA経営・P-OODA経営・D-OODA経営の使い分け方法
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