自身も吃音である筆者による吃音者の内面に迫る本。吃音を苦に命を絶つケースも多いそうで、かなり胸が痛む記載もありますが、周囲に吃音者がいる方は一読してみるとよいと思います。子どもの20人に1人が発症する(ほとんどがその後治る)そうなので、小さなお子さんをお持ちの方にもおすすめです。「ノミを打って少しずつ石を削るように一音一音を必死に出している」という表現が印象に残りました。


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この本を読むとわかること
- 吃音だった(かもしれない)マリリン・モンロー
- 吐息を漏らすような妖艷な話し方と吃音の治療法の共通点
- 吃音を発症するのは幼少期の子供の割合と、その後も自然に解消しない子供の比率
- 吃音者の男女比
- 併発しやすい障がい
- 親が子供にすべきこと
- 吃音の3段階の症状:連発・伸発・難発
- 吃音の検査法
- 緊張と吃音は無関係
- 吃音の原因は不明
- 否定された「吃音の大脳半球優位説(左利きの矯正が原因という説)」
- 吃音の主な改善方法
- 流暢性形成法:吃音の症状が出にくい話し方を修得する
- 吃音緩和法:楽にどもる方法を身に付ける
- 認知行動療法:心理的?情緒的な側面から症状を緩和する
- 環境調整:職場や学校などでの問題を軽減させるよう働きかける
- 根本治療は困難であり、どもることへの恐怖感・予期不安は消えない
- 悪徳な矯正クリニックと、良い診療所
- 吃音者の社会生活
- 障がい者雇用の道
- 自身も吃音者である人が多い言語療法士
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