GPSやインターネットなどの基となった軍用技術を開発したアメリカのDARPA (国防高等研究計画局)のイノベーションの歴史についての本。数多くのイノベーションを成功させることのできた理由と、成功の陰に隠れた多数の失敗が分かります。


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アメリカのDARPA (国防高等研究計画局)が生み出したイノベーションは、人工衛星の発するビーコンを応用したGPSや、軍用指揮統制ネットワークを基にしたインターネット、核実験探知網を応用した地震観測技術、ベトナム戦争から生まれたステルス機や無人攻撃機など枚挙にいとまがありません。数多くのイノベーションを生み出すことができた要因は、「平凡な天才を結集し、自由と裁量を与えて国家の重要問題に取り組まさせた結果」なのだそうなのです。
宇宙開発(ロケット開発)からスタ一卜してDARPAですが、現代のDARPAを形作っているのはベトナム戦争であり、戦争こそがイノベーションを誘発することがよく分かりました。分厚く読みごたえがあります(僕のようなコスパ重視・図書館徹底活用派は往々にして現物を見ずに予約するので、たまにこういうことがあります)。
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アメリカのDARPA (国防高等研究計画局)が生み出したイノベーションは、人工衛星の発するビーコンを応用したGPSや、軍用指揮統制ネットワークを基にしたインターネット、核実験探知網を応用した地震観測技術、ベトナム戦争から生まれたステルス機や無人攻撃機など枚挙にいとまがありません。数多くのイノベーションを生み出すことができた要因は、「平凡な天才を結集し、自由と裁量を与えて国家の重要問題に取り組まさせた結果」なのだそうなのです。
宇宙開発(ロケット開発)からスタ一卜してDARPAですが、現代のDARPAを形作っているのはベトナム戦争であり、戦争こそがイノベーションを誘発することがよく分かりました。分厚く読みごたえがあります(僕のようなコスパ重視・図書館徹底活用派は往々にして現物を見ずに予約するので、たまにこういうことがあります)。
この本を読むとわかること
各時代ごとのポイントはこんな感じです。インターネットの父であるリックライダーの先見の明というか、発想のぶっ飛びっぷりがハンパなかったです。宇宙開発期
- アメリカのロケット開発をリードしたナチスのミサイル開発技術者
- ソ連のスプートニクがアメリカに与えた衝撃
- ARPA(DARPAの前身)が得意とした純粋科学に基づくスケールの大きな軍事プログラム
- ミサイル防御シールド構想
- 人工衛星のカメラでソ連の軍事施設を撮影するコロナ計画
- ロケット開発のNASAへの移管
- 宇宙開発を手放したあとに目をつけたべ卜ナム戦争
ベトナム戦争期
- ARPAの科学者に与えられた自由と栽量
- ソ連の地下核実験を探知するためのグローバルな探知網の構築
- 核実験禁止・核拡散防止条約・弾道ミサイル防衛条約をもたらしたイノベーション
- ベ卜コンをせん滅するためのアジャイル計画
- 枯葉剤・最新兵器の開発、戦略村計画
- 小型無人機・ステルス機のルーツ
- 倫理観の欠如という大きな問題
- ベトナムの実験場としてのタイ
- ベトナム・レバノン・イランなどARPAが対反乱作戦で協力した各国政府の末路
- マイクロ波を使ったマインドコン卜ロ一ルを研究したパンドラ計画
- ユリゲラーを招いて行った超能力研究
コンピュータ開発期
- 非凡な天才リックライダーが1962年に描いていた革新的なビジョン
- コンピュータ同士が接続され、人とコンピュータが対話
- 当時のバッチ処理(銀行の引き落としのような一括処理)主体のコンピューティングとは一線を画する画期的なアイデア
- インターネットの前身であるARPANETの誕生
- パケット交換などインタ一ネットの土台となった技術の開発
- コンピュータネットワーキングという革新的な技術開発が実現できた背景・理由
- リックライダ一の「人間とコンピュータの共生という概念」をべ一スにしたバイオサイバネティクス
- DARPAへの名称変更と、組織のミッションの転換
- ペンタゴンの社内研究所として敵を発見して殺害する技術を開発
ポスト冷戦期
- ステルス機開発(レーダーの反射面積の縮小)の難しさ
- イノベーションを実現した発想の転換
- 大失敗したスペースプレーン開発計画
- 戦場を再現するSIMNET開発
- 湾岸戦争の戦車戦を再現
- 航空機を組み合わせた立体的な戦闘で生じた課題
- SIMNETを絶賛したチェイニーが後のイラク戦争で抱いた楽観主義、テクノロジーへの過度な依存
9.11以降
- 9.11以降、諜報やデ一夕マイニングに参入
- ビッグデ一夕を活用した全情報認知プログラムと、プライバシー論争
- 全情報認知プログラムへの批判・プログラムの中止がDARPAに残した傷跡
- 現代のDARPAを形作ったベトナム戦争
- ベトナム戦争期に開発がスタートした小型無人機がCIAの武装無人機プレデターとしてアフガニスタンで使用
- ベトナム後30年を経て実用化された精密誘導機器・無人機・ステルス機などの軍事的イノベーシヨン
- DARPAが支援する民間企業
- ルンバを作っているアイロボット
- 四足ロボット・二足ロボットを開発したボストンダイナミクス
- 2000年代初頭から始まった自動運転の研究
- Siriの先駆けとなった自然言語処理プロジェクト
- 全情報認知プログラムの再来と言われる、オンラインでつながった人間・クラウドソーシングによるデ一夕集積プロジェクト
- ビッグデータを使って反乱の発生を予測するネクサス7プロジェクト
- アフガニスタンでの適用が失敗した理由
- 9.11から5年以上・冷戦終結から25年以上を経たDARPAが現在取り組んでいるプロジェクト
- 外傷性脳損傷の治療
- 脳による機械の操作
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