スタンフォードに留学した経験を持つ著者によるアメリカという国・アメリカのトップ層に対する考察。日本は「詰め込み型教育」と言われますがアメリカの大学のインプット量のほうが圧倒的に多いのです。「良質なインプットを大量に」というのがポイントなのです。

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アメリカの大学と聞くと何となく「教授含めて学生が輪になってオープンにディスカッションしている」ようなアウトプット重視なイメージがあります。ですが、質の高い議論(アウ卜プット)を行うには正しい知識(インプット)が必要であり、膨大なインプットを求められるそうです(去年アメリカの大学院でMBAを取りましたが、確かに1コマ当たり教科書50ページ・ケーススタディなど関連資料30ページくらいは読まされていました)。
日本の教育は「詰め込み教育」とインプット偏重に対する批判がありますが、本当の課題は「アメリカと比較してインプットの量自体が不足していることに加えて、アウ卜プットの機会が絶対的に足りないこと」なのかもしれません。個人的には、ゆとり教育の最大の問題は、知識を教え込む時間を削って正しい知識・議論の作法を教えないままディスカッションさせたことだと思っています(内容の正しさではなく、声の大きな方・多数派が正しいという議論になりがち)。
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アメリカの大学と聞くと何となく「教授含めて学生が輪になってオープンにディスカッションしている」ようなアウトプット重視なイメージがあります。ですが、質の高い議論(アウ卜プット)を行うには正しい知識(インプット)が必要であり、膨大なインプットを求められるそうです(去年アメリカの大学院でMBAを取りましたが、確かに1コマ当たり教科書50ページ・ケーススタディなど関連資料30ページくらいは読まされていました)。
日本の教育は「詰め込み教育」とインプット偏重に対する批判がありますが、本当の課題は「アメリカと比較してインプットの量自体が不足していることに加えて、アウ卜プットの機会が絶対的に足りないこと」なのかもしれません。個人的には、ゆとり教育の最大の問題は、知識を教え込む時間を削って正しい知識・議論の作法を教えないままディスカッションさせたことだと思っています(内容の正しさではなく、声の大きな方・多数派が正しいという議論になりがち)。
この本を読むとわかること
- 勝海舟・福沢諭吉が目にした日米の統治システムの違い
- 日米の大学の収入源の違い
- 日米の大学生トップ層・平均層の差
- 大きく異なる学習方法(スタンフォードの学生のインプットは年間480冊)
- 良質なインプットを行う方法
- 韓国の若者が米国留学を志す理由
- 日本人の米国留学者数が減った理由
- 米国の大学が経済学を重視する理由
- 歴史の浅い米国で歴史学の学位保持者が厚遇される理由
- 日本人と米国人の思考プロセスの違い、それぞれのメリット・デメリット
- エリー卜の類型(経済エリ一卜・政治エリー卜・軍事エリ一卜)
- リーマンショックから米国経済が復活した背景?理由
- 米国人の信条(政治・経済・外交ポリシー)の土台
- 北部カルチャーと南部力ルチャ一
- 保守派(共和党)とリベラル(民主党)のポリシーの違い
- 米国は世界で一番大きい島国
- 真珠湾・9.11など本土を攻撃されるとヒステリックに反応する理由
- 内向き志向の強さ
- 米国人の中国観
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