ひなびた昭和の温泉地というイメージの強かった熱海が観光地として再生した舞台裏を描いた本。観光庁が出している2017年の観光白書において、行政と民間が連携した観光地再生の好事例として取り上げられたそうです。基本的な手法は「ビジネスの手法を用いて街を活性化させる」であり、地方創成のヒントが詰まっているのです。


↑気になったらここからポチっと↑
熱海といえば一昔前のさびれた温泉地というイメージでしたし、実際10年前くらいに行った時にはそのように見えました。ですが、昨年訪れた際には、駅前の昭和感漂うビルはいまだ健在である一方で、駅前の商店街が観光客であふれかえっていたり、新しめなお店がオープンしていたりと雰囲気が大きく変わっていたのが印象的でした。駅前に誰でも入れる足湯があったのが印象的でした(昔からあったっけ?)。そんな熱海を復活させた仕掛け人による地方創成の極意本です。
↓気になったらここからポチっと↓
↑気になったらここからポチっと↑
熱海といえば一昔前のさびれた温泉地というイメージでしたし、実際10年前くらいに行った時にはそのように見えました。ですが、昨年訪れた際には、駅前の昭和感漂うビルはいまだ健在である一方で、駅前の商店街が観光客であふれかえっていたり、新しめなお店がオープンしていたりと雰囲気が大きく変わっていたのが印象的でした。駅前に誰でも入れる足湯があったのが印象的でした(昔からあったっけ?)。そんな熱海を復活させた仕掛け人による地方創成の極意本です。
この本を読むとわかること
主なポイントはこんな感じです。さびれた熱海の温泉街
- 人口減少・高齢化・出生率の低さなど日本の抱える問題が凝縮された熱海の街
- 熱海や全国の温泉観光地が衰退した理由
- よそ者に依存している街の弱さ
- 熱海の住民自体が持つ熱海に対してのネガティブなイメージ
熱海再生に向けた考え方
- 熱海市の財政危機宣言による危機の共有と戦略の共有
- ビジネスの手法を使った街の活性化
- 補助金に頼らない街おこし・補助金を使うことによって発生する制約
- 民間マインドのある行政とパブリックマインドを持った民間の連携
- 熱海復活に向けたターゲット顧客層(セグメント)
熱海再生への取り組み
- 地域の情報を発信する「あたみナビ」の取り組みと大きな効果
- 地域の人と、移住者・別荘所有者をつなぐ「チーム里庭」
- 地域の人が新しいことにチャレンジできる場としての「才ンたま」
- シャッター街となった熱海銀座のど真ん中に出店したカフェ
- 周囲の温泉旅館・土産物屋とタイアップしたゲストハウス運営
- ニ力月に一度熱海銀座を歩行者天国にして開催する「海辺のあたみマルシェ」
- 熱海銀座に開いたシェアオフィス?コワーキングスペース
↓気になったらここからポチっと↓