ハーバードで日本史を教える10人の教授陣へのインタビュー本。①ハーバードの教員・学生は日本史から何を学び、教えているのか、②歴史的に日本は世界にどのような影響を与えてきたのか、③日本の強みと課題は何か、④21世紀の日本が世界で果たすべき役割とは何かをテーマに書かれています。新書なのでさらっと読めます。


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ハーバードの日本史講座の期末試験問題だそうです。単なる年号やキーワードの暗記だけでは解けない良問だと思います。僕が受講者だったらこんな感じで骨子を書いて肉付けするかなと思います(ろくに調べずに書き連ねたので認識誤りがあるかもしれないです)。
飛鳥時代前半:友好
朝鮮半島から渡来人を受け入れ、技術や政体が急速に進歩。渡来人を所管する蘇我氏が守旧派の物部氏を打ち倒し実権を掌握。飛鳥時代後半になると、唐が朝鮮半島の新羅と組んで侵攻し、当時の友好国だった百済からの救援要請を受けて出兵するも白村江の戦いで大敗。以降唐が朝鮮半島を支配し、親交が途絶える。
豊臣政権時代:敵対
天下を統一したものの政権が磐石ではなかった秀吉が、諸大名にぶらさげるニンジン(土地)をゲットする領土拡大目的で朝鮮半島に侵攻。2度にわたって大量出兵するも明確な戦果を挙げられず秀吉の死とともに撤退。
徳川政権時代:友好
鎖国政策を導入し、オランダ等諸外国との交易は出島に限定していたものの、李氏朝鮮とは国交を結んでおり朝鮮通信使として定期的に江戸に招いていた。
明治時代以降:敵対
ロシアの南下政策に危機感を持った日本政府は、鎖国を続ける朝鮮に対し江華島事件(だったっけ?)をきっかけに不平等条約である日朝修好条規結ばせて強制的に開国させた(日本がアメリカにやられたことをそっくり朝鮮に対して行った)。以降、日本の保護国と位置づけ、太平洋戦争終結まで朝鮮半島を実効支配した。
理由は、長く続いた封建体制を打破し議会制民主主義(選挙権が限られていたので完全な民主主義ではないけど)を導入することで近代国家になったという政治面と、殖産興業をキーワードに一気に近代化した(富岡製糸場とか、横浜・新橋間の蒸気機関車とか)という経済面の両方で大きなターニングポイントだと思うからです。
いかがでしょう?僕は受験で日本史を使っていたこともあり、それなりに書けましたが、日本人でも悩みますよね。本書に登場するハーバードの教授陣は「本当にアメリカ人にインタビューしているの?」というくらい日本史への造詣がハンパなく深いです。少なくとも僕よりかは数段詳しいのです。
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この問題解けますか?
問題①
日本と朝鮮半島の間には、緊密かつ複雑な歴史がある。古代から近代までの間で3つまたは4つの時代を取り上げ、「友好」と「敵対」という側面から両者の関係の変遷を説明せよ。問題②
日本の歴史の転換点である、1600年・1868年・1945年の中でどの年が最も重要と考えるか。日本の政治・社会・文化の変革に与えた影響という観点からその理由を述べよ。また他の2つの年の重要性についても論述せよ。ハーバードの日本史講座の期末試験問題だそうです。単なる年号やキーワードの暗記だけでは解けない良問だと思います。僕が受講者だったらこんな感じで骨子を書いて肉付けするかなと思います(ろくに調べずに書き連ねたので認識誤りがあるかもしれないです)。
問題① 解答案(骨子)
4つの時代は、飛鳥時代:友好、豊臣政権時代:敵対、徳川幕府時代:友好、明治時代以降:敵対かな。飛鳥時代前半:友好
朝鮮半島から渡来人を受け入れ、技術や政体が急速に進歩。渡来人を所管する蘇我氏が守旧派の物部氏を打ち倒し実権を掌握。飛鳥時代後半になると、唐が朝鮮半島の新羅と組んで侵攻し、当時の友好国だった百済からの救援要請を受けて出兵するも白村江の戦いで大敗。以降唐が朝鮮半島を支配し、親交が途絶える。
豊臣政権時代:敵対
天下を統一したものの政権が磐石ではなかった秀吉が、諸大名にぶらさげるニンジン(土地)をゲットする領土拡大目的で朝鮮半島に侵攻。2度にわたって大量出兵するも明確な戦果を挙げられず秀吉の死とともに撤退。
徳川政権時代:友好
鎖国政策を導入し、オランダ等諸外国との交易は出島に限定していたものの、李氏朝鮮とは国交を結んでおり朝鮮通信使として定期的に江戸に招いていた。
明治時代以降:敵対
ロシアの南下政策に危機感を持った日本政府は、鎖国を続ける朝鮮に対し江華島事件(だったっけ?)をきっかけに不平等条約である日朝修好条規結ばせて強制的に開国させた(日本がアメリカにやられたことをそっくり朝鮮に対して行った)。以降、日本の保護国と位置づけ、太平洋戦争終結まで朝鮮半島を実効支配した。
問題② 解答案(骨子)
1600年は徳川幕府発足(安定した封建体制の確立)・1868年は明治維新達成(封建体制から近代化へ)・1945年は太平洋戦争終結(軍国主義から高度成長期へ)ですね。どれも大切ですがあえて選ぶなら1868年かなと思います。理由は、長く続いた封建体制を打破し議会制民主主義(選挙権が限られていたので完全な民主主義ではないけど)を導入することで近代国家になったという政治面と、殖産興業をキーワードに一気に近代化した(富岡製糸場とか、横浜・新橋間の蒸気機関車とか)という経済面の両方で大きなターニングポイントだと思うからです。
いかがでしょう?僕は受験で日本史を使っていたこともあり、それなりに書けましたが、日本人でも悩みますよね。本書に登場するハーバードの教授陣は「本当にアメリカ人にインタビューしているの?」というくらい日本史への造詣がハンパなく深いです。少なくとも僕よりかは数段詳しいのです。
この本を読むとわかること
- 明治から昭和の日本を支えたハーバード卒の偉人たちは誰?
- ヨーロッパの封建制は革命によって比較的短期間で妥当されたが、日本の封建制である徳川政権はなぜ250年以上も存続できたのか?
- 14~15世紀に国際貿易センターとして栄え、突如として滅亡した津軽半島の十三湊とは?
- 小文字で始まる英単語「japan」の意味とその理由は?
- アメリカ人から見た明治維新の主役は?
- 明治維新後の日本はなぜ急速に近代化できたのか?
- 太平洋戦争と湾岸戦争の共通点とは?
- 世界最古の企業と呼ばれる578年創業の金剛組が貫く後継者選びの原則とは?
- 第二次大戦機のフランクリン・ルーズベルト大統領とトランプの類似点とは?
- アメリカ人から見た現代日本の課題と解決策とは?
- 聖徳太子の十七条の憲法における革新性とは?
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