「残された文献などを元に、平清盛・織田信長・坂本竜馬などの歴史上の人物が患っていた病気を診断してみよう!」という本。NHKの「総合診療医ドクターG」の偉人版ですね。


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研修医が症状を聞いて病名を特定するNHKの「総合診療医ドクターG」のノリで歴史上人物が患っていた病気を診断しています。「歴史上の人物を診断する」という着眼が面白いです。今年の大河ドラマの主役の西郷さんも登場します。岩倉使節団に加わらず日本に残ったのは持病のせいでもあったようです。
昔の人たちは病気を祟りや悪霊や気の流れのせいだと考えていたので、今なら助かるものも助からなかったんだなと思い、現代医学(西洋医学)の偉大さを改めて感じました。一方で、現代ならADHDと診断されていた坂本竜馬はあの激動の時代に生まれていたから、ADHD故に生まれるエネルギーを活かすことができたのだろうなとも思いました。
病気の診断以外にも、「真田の赤揃え」(赤で統一された鎧兜・旗印)が心理的に有効であったことを現代のスポーツから論証していたりして面白いのです。
一番衝撃的だったのは、保元の乱→平治の乱→源平の合戦→鎌倉幕府成立という古代律令国家から中世封建国家への移行が、もともと仲の悪かった崇徳天皇・後白河天皇の兄弟喧嘩に端を発していて、その原因が彼らが異父兄弟だったことでした。想像した3倍はドロドロした血縁関係で、まさに事実は小説より奇なりなのです。歴史好きにはたまらない一冊かもしれません。
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研修医が症状を聞いて病名を特定するNHKの「総合診療医ドクターG」のノリで歴史上人物が患っていた病気を診断しています。「歴史上の人物を診断する」という着眼が面白いです。今年の大河ドラマの主役の西郷さんも登場します。岩倉使節団に加わらず日本に残ったのは持病のせいでもあったようです。
昔の人たちは病気を祟りや悪霊や気の流れのせいだと考えていたので、今なら助かるものも助からなかったんだなと思い、現代医学(西洋医学)の偉大さを改めて感じました。一方で、現代ならADHDと診断されていた坂本竜馬はあの激動の時代に生まれていたから、ADHD故に生まれるエネルギーを活かすことができたのだろうなとも思いました。
病気の診断以外にも、「真田の赤揃え」(赤で統一された鎧兜・旗印)が心理的に有効であったことを現代のスポーツから論証していたりして面白いのです。
一番衝撃的だったのは、保元の乱→平治の乱→源平の合戦→鎌倉幕府成立という古代律令国家から中世封建国家への移行が、もともと仲の悪かった崇徳天皇・後白河天皇の兄弟喧嘩に端を発していて、その原因が彼らが異父兄弟だったことでした。想像した3倍はドロドロした血縁関係で、まさに事実は小説より奇なりなのです。歴史好きにはたまらない一冊かもしれません。
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