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『太陽を創った少年:僕はガレージの物理学者』トム クラインズ ☆5

14歳で核融合炉を創った天才少年の軌跡。核物理学の入門書であり、子供の個性を伸ばすための育児書でもあるのです。それにしても、ホンモノの天才とは凄まじいのね。


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天才少年の軌跡であり、核物理学の入門書であり、個性を伸ばす育児指南書

10歳くらいの頃に放射線に興味を持ち、X線や放射性物質に始まり、アルファ粒子による核反応の誘発、静電加速器と人工放射能の開発を経て、14歳で核分裂と核融合へたどり着くという核物理学の歴史をほぼ独学でなぞっていった少年の物語です。ホンモノの天才とはこうゆうものなのかと、ただただ圧巻なのです。

インターネットで情報収集したり、同じ趣味を持つコミュニティに所属したり、必要な機材を調達したりと、ネットの恩恵を最大限活用したことがキーですが、それだけではなく子供の興味を最大限伸ばした親の功績も大きいのです。そういった意味では、子供の才能・知的好奇心の伸ばし方の育児指南書的な読み方もできます。

彼のような天才は”才能を与えられた”という意味で”Gifted”と呼ばれるそうです。アメリカで長年行われたGiftedに関する研究では、約6~10%の子供が何らかの学術面でのGiftedであり、学術面に限定しなければほぼすべての子供には何らかの突出した才能があるそうです。ただし、うまく才能を引き出せるか、埋没してしまうかには重大な分岐点がいくつかあり、その最初の分かれ道は字が読めて読書に興味を持つ5歳くらいのタイミングなのだそうです。また、おちこぼれを防ぎ、全員を一定の水準まで到達させることを目指す学校教育の弊害として才能を持つ子供が放置され、埋没していくというマス向け教育の限界についても触れられています。

我が家の娘氏がちょうどいま5歳なので、彼女の知的好奇心を刺激する&何に興味があるのか発見するために、とりあえず博物館やら体験型ワークショップやらに連れまわすことに決めたのです。

本書の主人公であるテイラー・ウィルソンはTEDにも何回か出ています。

Taylor Wilson: Yup, I built a nuclear fusion reactor | TED Talk

Taylor Wilson: My radical plan for small nuclear fission reactors | TED


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