論理的思考力などの定義しやすいスキルとは間逆に位置する、目的を実現するための泥臭いヒューマンスキル(ダークサイドスキル)についての本。世の中正論やきれいごとだけで上手くいくことはないので、こういうのを知っておくのはとても大事なのです。

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正論だけ振りかざしていれば物事がうまくいくかというとそんなことはなくて、自分の目的を達成するために事前に根回しをしたり寝技を使ったりすることが往々にしてあると思います。それらのスキルをひっくるめてダークサイドスキルと呼んでおり、社会人としての”大人力”という言い方もできると思います。
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ダークサイドスキルとは?
本書では、ダークサイドスキルを「人や組織に影響を与え動かす力・空気を支配する力・人を正しく見極める力・厳しい意思決定を断行できる力」などの泥臭いヒューマンスキルと説明しています。「論理的思考力・財務会計知識・プレゼン力・資料作成スキル」のような分かりやすい能力(ブライトサイドスキル)とは真逆のスキルという位置づけです。正論だけ振りかざしていれば物事がうまくいくかというとそんなことはなくて、自分の目的を達成するために事前に根回しをしたり寝技を使ったりすることが往々にしてあると思います。それらのスキルをひっくるめてダークサイドスキルと呼んでおり、社会人としての”大人力”という言い方もできると思います。
本書の構成
7つのダークサイドスキルの紹介・ダークサイドスキルの磨き方・ダークサイドスキル実践編の三部構成になっています。1章: 7つのダークサイドスキル
以下の7つのスキルが事例などの背景情報とともに紹介されています。ダークサイドスキル1: 思うように上司を操る。
ダークサイドスキル2: KYな奴を優先する。
ダークサイドスキル3: 使える奴を手なずける。
ダークサイドスキル4: 堂々と嫌われる。
ダークサイドスキル5: 煩悩に溺れず欲に溺れる。
ダークサイドスキル6: 踏絵から逃げない。
ダークサイドスキル7: 部下に使われて使いこなす。
2章: ダークサイドスキルの磨き方
”日本企業あるある”やTipsを交えながら7つのダークサイドスキルの磨き方が描かれます。個人的には”日本企業あるある”が本当に”あるある”だったので割とすっと腹落ちしました。
3章: ダークサイドスキル実践編
実践編は無印良品を再建した良品計画の元社長の松井さんとの対談です。”大企業病の兆候は、社内調整・社内政治にかける時間の長さで測れる”など示唆に富んだ内容でした。↓気になったらここからポチっと↓