世界的経営コンサル企業であるA.T.カーニー謹製の業務改革手法。ビジネスモデル変革・オペレーション改革・キャパシティー最適化の3つの観点でまとめられた手引書的な本なのです。


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業務改革全般の”考え方”を網羅的に扱った本であるため、すぐ効く処方箋が並んでいるわけではありません。ただし、全体としてよくまとまっているので、抱えている課題から逆引きしながら読むと効率的にヒントが得られるように思います。
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簡単な紹介
マッキンゼー・ボスコン・ベインなどと並ぶ世界的経営コンサル企業であるA.T.カーニーが監修した業務改革のやり方。大きく、ビジネスモデル変革・オペレーション改革・キャパシティー最適化の3観点でまとめられており、Model・Operation・Capacityそれぞれ尾の頭文字をとったMOCフレームワークというものを下敷きに話が展開されます。ビジネスモデル変革(Model)
ここでは、以下の5つのビジネスモデルが紹介されています。- 市場に合わせて提供価値を拡大するビジネスモデル
- プロダクト・テクノロジーの提供価値を高めるビジネスモデル
- 提供価値に加えて儲けの仕組みを考えたビジネスモデル
- 提供価値を拡大するビジネスモデル
- 提供価値に集中するビジネスモデル
オペレーション改革(Operation)
オペレーション改革では、以下の8つの観点で検討すべき事項や事例がまとめられています。バリューチェーンにおける主活動(仕入れ~販売)と支援活動(間接業務やR&Dなど)でまとめられていると思いながら読むと理解が速いと思います。このオペレーション改革に最も紙面が割かれています。- 本社間接業務改革
- 調達業務改革
- 生産業務改革
- ロジスティクス業務改革
- サービスオペレーション業務改革
- BtoB営業業務改革
- 製品開発とマーケティング業務改革
- R&D業務改革
キャパシティー最適化(Capacity)
キャパシティー最適化とは生産能力等の最適化であり、人的資源などのリソース最適化に該当します。どのくらいのリソースが必要で、どう確保するか/余剰が出た場合はどうするかなどの計画を立て、仕組化していきましょうという内容です。業務改革全般の”考え方”を網羅的に扱った本であるため、すぐ効く処方箋が並んでいるわけではありません。ただし、全体としてよくまとまっているので、抱えている課題から逆引きしながら読むと効率的にヒントが得られるように思います。