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『謝罪の作法 (ディスカヴァー携書)』増沢隆太 ☆4

謝罪(内容・見せ方・タイミングなど)を危機管理の観点から戦略的に考察した本。炎上しないためのエッセンスが詰まっているのです。

謝罪の作法 (ディスカヴァー携書)
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某大アメフト部を筆頭に謝罪会見が炎上するケースが最近多いように感じており、”逆にどうすれば炎上しないのだろう?何かセオリーはあるんだろうか?”とぼんやり考えていたときに出会った本です。

簡単な内容紹介

謝罪を”誠心誠意といった「精神論」ではなく、正しい・間違いという「法律論」でもなく、理不尽ささえも内包した「コミュニケーション」と捉え、危機管理の観点から戦略的に対応すべし”というのが全体を通してのポイントなのです。

例えば、謝罪の三要件として、”誰に詫びるか・なぜ詫びるか・いつ詫びるか”が紹介されています。

誰に詫びるかについては、(当たり前ですが)詫びる相手をきちんと特定できなければ適切な謝罪はできません。例えば、政治家や芸能人が謝罪会見を開いた際の”世間をお騒がせした”というのは、謝る側が特定の被害者を想起しにくいため、謝罪の本気度が低く見えるor下がる可能性が高いのだそうです。

なぜ詫びるかについても、当たり前ですが、謝る理由を正しく特定出来なければ適切な謝罪はできません。謝罪において、自分の理屈が通るとは限らないわけで、むしろ通らない前提で準備するのが危機管理ということなのです。

いつ詫びるかについては、遅すぎると不誠実・隠し事をしているように見えるので、早いに越したことはないのです。ただし、情報が不足しているのに拙速に謝るのは無策さを露呈する可能性が高いのでNGなのです。

このほかにもいくつかのフレームワークやテクニック・心構えが紹介されています。仕事をしていると自分個人には非がなくても頭を下げないといけないケースがあると思うので、本書に紹介されている作法を知っておくと上手に謝れるかもしれませんし、心に余裕ができるかもしれないのです。謝るような事態に至る前に予防できるのがベストなのでしょうが、対症療法の技術を知っておくに越したことはないのです。

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著者 : 増沢隆太
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 : 2014-12-18

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